感想の掃き溜め

140字に収まらなかった主観

アイドルの結婚に対する1ファンのエゴな一考ー花風によせてー

 

タイトルが仰々しい

 

いつも通り中身は大したことないです

 

 

 

Flower Wind、はちゃめちゃに良かったですね…!たじファンからのストーリーを丁寧につなげた物語の圧倒的幸せ感とそれがゆえのほんの少しの切ない感じに、美しい花ときれいでかわいくてかっこいいMeseMoa.さんが見事にマッチした素晴らしい一曲でした。

上がりすぎた期待値のはるか上をいくことには定評のあるアイドル。今回も最高でした。

 

 

さて。今回は、この「結婚ソング」と銘打たれた曲にかこつけて(?)、ぼんやり考えていたアイドルの結婚についてつらつらと思っていることを文字にしていきます。

 

 

 

まずはFlower Windの歌詞について。TL等でさまざまな解釈を拝見し、おおむね「それな!」状態なので、さらっといきます。

 

 

時系列でみていくと、一番ではたじファンの二人が結婚するまで、二番では子供をさずかり、最後は主人公の今わの際のシーン、というのがやはりこの曲の大きな流れなのだと思います。

 

 

全編通して詩的できれいな歌詞なのですが、特にとても好きなのが「一秒でも長く生きたい」と「一秒だけ先に死にたい」の対比です。

 

冒頭と一番のサビに出てくる「一秒でも長く生きたい」はある種の比喩表現であり、少しでも長く(一緒に)生きていたい、ということのたとえとして「一秒」という言葉が使われているのかな、と思います。

一方後半の「一秒だけ先に死にたい」の「一秒」は本当に一瞬という意味の「一秒」と捉えても素敵かな、と思います。自分がこの世を去るときに最期に見るのは愛する相手の姿であり、その後「もう一人じゃない」相手が、たくさんの人に囲まれながら息を引き取るような光景を想像すると、とても幸せでロマンがあってそれはそれでよいかな、と。

 

 

 

また「晴れの日も~」からのワンコーラス。ここには、アイドルソングらしいダブルミーニングを感じています。

 

アイドルソングの中には、その曲に描かれたストーリーが比喩として現実のアイドルの物語に重なり合っていくようなものがあると思います。MeseMoa.さんの曲は特にそういった曲が多い印象を持っているのですが、今回の曲でその要素があるならまずはここなのかなと思っています。

 

 

「晴れ」「風」「雨」とMeseMoa.になってからのシングル曲を連想させる天気のフレーズが続き、さらにはたじファンを思わせる「雪」。そこからどんなときも隣にいる、何度も好きにさせる、と続くこの部分。

曲のストーリーに沿ってみれば、主人公が相手に向けて語っていると捉えられますが、現実のアイドルに重ねると、ここはファンに対する気持ちのフレーズと取ることもできるかな、と思います。さまざまな天気を冠した曲が続いてきて、もしこれがそのシリーズのまとめであるなら、こんなに素敵であったかいアイドルを推す以外の選択肢は消え去ります。

 

 

 

 

 

少し話が逸れてしまいましたが、やはりこの曲はたじファンの二人の結婚とそれ以降の物語を描いた曲であることに間違いはないようです。

 

 

さて、ここで「結婚」と聞いてふと思い出すのが、ひとつ前のシングルであるNew Sunshineのとある歌詞です。

 

「妻と我が子」と書いて「たからもの」と呼ばせるあのフレーズ。最初に知ったときは鳥肌が立ち、それと同時に、この曲の物語が自分なりに解釈できていったのは記憶に新しいです。書こうと思いながらなかなか筆が進まなかったので、ついでにここで一緒にNew Sunshineについても少しだけ触れていきます。

 

 

わたしはこの曲は「アイドルという人生を選んだ人たちへの、選ばれなかった未来の先にいる自分からの応援歌」だと思っています。

アイドルを選ばなかった彼らは、企業戦士になり、日々の仕事に励み、妻と子と幸せに暮らしています。「踊り子」になるのが夢だった、と言いながら、そうならなかった自分の毎日をしっかり充実させながら生きている。そんな彼から、「踊り子」になった自分へ「振り返るな、なにが起きても仲間がいる」と応援のメッセージを叫ぶ曲であるのかな、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また話がそれてしまいました。

この曲の中でも主人公は結婚し、子どもを授かり、家庭を築いています。

さて、このニ曲の共通点としてあるのが、主人公はあくまでも物語の中の人であり、決してアイドル本人ではない、という点です。

しかもこの物語、世間に多くある結婚ソングのように、あいまいなストーリーではなく、たじファンという前曲を引き継いでいたり「もう一人の自分」という違う世界線の人間を主人公に据えていたり、とにかく明確に「物語」として成立しています。

 

 

 

ここから考えてしまうのが、「アイドルであるご本人たちの結婚」です。

以下、MeseMoa.さんの曲とは一切関係ない話です。

 

 

先日大好きなアイドルの所属するグループのメンバーが相次いで結婚を発表しました。メンバー全員40代や30代後半の年齢で、どちらもそろそろかな、という雰囲気があったのでこれといってマイナスな気持ちにはなりませんでした。

ですが、いろいろな意見を目にしたこと、そしてメンバーの結婚により自担もそれもいよいよ現実味を帯びてきたことも、考えるきっかけになりました。

 

 

わたしは「アイドルの結婚」についてはしてもらって全然良いな、と考えています。

そう思う理由はひとつで、ファンがそれを認めないことで、アイドルがアイドルをしてくれる期間そのものが短くなってしまうのではないかな、と思うからです。

わたしにとって一番うれしいのは、大好きなアイドルがいつまでもアイドルでいてくださることであり、それを妨げるようなものはなるべくなくしたい。

 

 

 

とはいえ、自分の大好きなアイドルがいざ結婚したら、多少はもやっとした気持にもなると思います。ではなぜそうなってしまうのか、自分なりに検証してみました。

 

 

まず、わたしはアイドルの「アイドルではない瞬間」はどうでもいいと思っています。それはもちろんその時間がご本人たちを形成するものとして不要という意味ではなく、ファンが知る必要はないものだと思っている、という意味です。

なので、プライベートで誰とどこにいたとかは、本人様からもたらされる情報以上は特に関心がありません。有り体に言えば、恋人がいてもそれがファンの感知するところになければ、それはそれで全然いいと思います。ですので、ゴシップ系の週刊誌のことは本当に憎んでいます。

 

とはいえ結婚となるとそうはいきません。やはり、社会的に意味のある関係であり、公表しなければしないでなにかと言われてしまうようなことにもなりかねません。

そこで、結婚しましたと公表されてしまうことで、今まで見ずにすんでいた「アイドルではない瞬間」の片鱗を感じ取ってしまうことが少しもやっとするポイントなのかな、と思います。

 

 

 

そしてここにファンとしての自分のとんでもないエゴがあるな、と思います。わたしは、たぶんアイドルはみんなどこか違う世界の人で、自分のいる世界とあの方々がいる世界はまったく別のところにある、と思いたいんです。

その別世界のきらきたした人たちをガラス越しに見て、好き勝手に感動して癒されたいんだと思います。直接お話しする機会があってもそれは変わりません。

 

ですがもちろんあの方々もこの国の国民で、公共料金や税金を払って、日本のどこかで暮らしています。頭では理解しているそのことを、実感したくないんだと思います。それをいやおうなしに実感させられる最たるものが「結婚」なので、やっぱりちょっとうっとなってしまうのかな、と考えました。

本当に身勝手なただのエゴです。

 

 

そんな1ファンの自分勝手な気持ちは捨て置いて、わたしの大好きなアイドルさんたちはいつも幸せに過ごしていてほしいし、そしてできればどうか一秒でも長くアイドルでいてくだされば、と最高に素敵な曲を聴きながら思いました。