感想の掃き溜め

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大逆転ディーラーMV感想

 

 

 2018年8月4日、MeseMoa.4thシングル大逆転ディーラーMVが公開されました。

 

 


【MeseMoa.】大逆転ディーラー【4th single】

 

  「ディーラー」というタイトルが解禁されたときからMeseMoa.さんが演じるディーラーとはどんなものなのか楽しみでしかたなかったのですが、いざ見てみると想像をはるかに超える素敵さ。そして衝撃のベッドシーン(語弊)。

 

 いつでも何度でも、期待のはるか上を行くアイドル、今回も最高でした。

 

 

 

 

 

 さて、まだ公開されたのはMVのみということで、歌詞の詳細は判明しておりません。ですが、ツイッター上でたくさん歌詞の聞き取りをしてくださっている方々がいらっしゃって(本当にありがとうございます…!)、それらを読みつつMVを見ていると、このディーラーさんの物語について妄想せざるを得なくなってきてしまいました。

 

 

 というわけで、少し気は早いですが、MV初見の段階でのこの物語について考えたことを書き残しておこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、まずはストーリーの大筋について考えたことを書きます。

 

 この物語の主人公は言わずもがな「ディーラー」である彼です。彼は支配されることを嫌い、己をかけた勝負の世界で生きています。

 

 そんな彼の前に現れた一人の客。「可憐なギャンブラー」の彼女を、彼はカモとして、すべてを奪おうと計略しました。お手並み拝見、と余裕の表情で彼女を見ながら、骨の髄まで奪い尽くし後に残った抜け殻さえもいたぶろうと強欲に目論みます。

 

 そんな彼女は、彼に興味を示します。欲に濡れた彼の素顔を見てみたい。彼はそんな彼女の言葉を歯牙にもかけず、彼女をさらなる勝負へと誘います。すると彼女は弱気な素振りを見せ、ゲームを降りようとしてしまいます。彼はそれを許さず、今度は彼女をうまく勝たせていきます。勝利の快楽に酔いしれ、その深みにはまっていく彼女。すべて彼の計略通りです。自分の手のひらの上で転がる彼女の姿は、さぞかわいらしく見えたことでしょう。

 

 さて、計画も終盤に近づいたころ、彼の計画にない勝機が訪れます。勝負の世界に生きる彼はその勝機に賭けずにはいられません。彼自身もまた、酔狂なギャンブラーだからです。勝利を確信した彼は笑みを浮かべついにそのポーカーフェイスを崩します。

 

 そしてついに勝負は決着を迎えます。

 最後に勝者となったのは、彼女でした。

 

 そのすべてを知った彼は、彼女にひれ伏します。王である彼女に身も心も捧げ、大逆転劇の敗者となった彼。己を賭けた勝負の世界で生きる彼はもういません。支配される悦びを知ってしまった彼は、その快楽に浸りながら、主となった彼女のために自分自身を捧げ生きていくのです。

 

 

 

 

 

 耽美すぎんか????

 

 歌詞を読んで自分なりにストーリーを補完していったのですが、なんかもう耽美すぎてませんか??数年に一度(?)仕掛けられる耽美攻撃、毎度ながら撃沈してしまいます。しんどい。

 

 

 さて、以上が歌詞から考えた大筋のストーリーなのですが、ここからはこれにMVの内容を入れつつ整理していこうと思います。

 

 このMVは、

①ディーラーの恰好をした9人のダンスショット

②ベッドに横たわるソロショット

③ディーラーの手元の白黒ショット

という3種類のカットで成り立っています。

この3つがそれぞれ何を表すのかについて考えていくとこのMVで描かれている時間軸を見直す必要が出てきました。このMVは、上記のストーリーがすべて終わったあとの視点から描かれているのでは、と考えたからです。

 

 まず、②のベッドシーンが「現在」であり、ここは勝負に負けたディーラーがベッドの中で昨夜の出来事を反芻している様子です。このシーン、9人それぞれに違いはありますが、全員どことなく夢見心地な表情です。これは彼女に身も心も捧げ、支配される悦びに浸りきったあとのご様子なのではないか、と思いました(オブラート)。

 

 そんな時間を過ごしたあと、ベッドに一人横たわり思い出す昨夜の様子が③です。あのカットで映る手元はおそらく彼自身のもので、彼女との勝負の様を思い返している頭の中の映像なのではないでしょうか。

 

 そして残る①は、勝負を楽しむディーラーとしての彼の姿です。最初は自分自身を賭けて。これからは彼女の支配のもとで。彼は変わらず勝負の世界で生きていくのでしょう。そのことを象徴するのがメインカットでもあるダンスショットなのだと思います。

 

 

 

 

 

 ここまでが、歌詞そしてMVから考えたストーリーなのですが、まだ全貌は考え切れていないと感じています。それは、曲の最後、冒頭と同じメロディーで歌われるあの部分についてです。

 ここで聞こえる靴音のようなコツコツという音。彼女がヒールで横たわる彼に近づいてくる足音なのだと考えたのですが、となると最後の最後、「連れ出してあの向こう側」という歌詞は、いったい誰に向けた言葉なのでしょうか。そして、「向こう側」とはどこのことを指すのでしょうか。

 

 このことについては歌詞が出てきたらわかることもあるかもしれない…と楽しみにしつつ、もう少し考えを巡らせていきたいと思います。

 

 

 

 MeseMoa.さんって動画でちくびだすのおっけーなんですね(震)