感想の掃き溜め

140字に収まらなかった主観

パラゴンちゃん誕生までの所感まとめ

 

 

 

 明日はパンダドラゴン ・研修生の第2回定期公演です。今年の4月のパンダドラゴンお披露目公演から4ヶ月。2月に行われたオーディションファイナルからはちょうど半年程が経ちました。

  今日までの間にパンダドラゴンちゃんたちは、さまざまなステージに立ってくださいました。その全てを見ることができたわけではないけれど、いくつかのイベントに参加し、ものすごい速さで日々進化する彼らの姿を拝見することができたことがとても嬉しいです。

 

 定期公演を目前にしてこれまで自分の書いたオーディションファイナルからのイベントの感想を読み返していたら、これまでの彼らの歩みを見ていて感じたことを残しておきたくなり、この記事を書いています。

 

 

 パンダドラゴンはMeseMoa.ベイビーズオーディションの合格者からなるユニットです。昨年の8月16日に行われたMeseMoa.のフリーライブにて開催が発表されたこのオーディション。1次選考の書類審査、2次の一般投票、3次ではカメラテスト、4次での合宿審査を経て最終審査では実際にお客さんを入れてのステージ審査が行われました。

 わたしが候補生の方一人一人を知ったのは、2次の投票審査からです。このとき公開されたのは書類選考で選ばれた30名ほどの候補生の方のお名前、お写真、そして応募の際添付していた白い服を君との歌唱動画、Rabbit Jumpのダンス動画です。また、ここから各候補生の方個人のツイッターアカウントができ、SNSを通じてそれぞれの個性を知ることができました。

 一日一票のこの審査、投票期間中わたしはとても心を惹かれたある候補生の方に毎日投票をしていました。歌唱動画やダンス動画、そしてSNSで垣間見た考え方や話し方、言葉遣い。それらを総合して、この方がアイドルになったところを見てみたいと心底思いました。

 正直なことを言えば、オーディション開催が発表された当初はこのオーディションにそこまでのめり込む気は全くありませんでした。それは、どんな人がオーディションを勝ち抜いたとしてもDDの選んだ人なら間違いないだろうから、決まるまでの過程は特に見なくても良いかなと思っていたからです。しかし実際に投票が始まってみると、どの候補生の方も魅力的で、その中でもこのひとに勝ってほしいと思うような方を見つけることができました。

 

 アイドルに対するファンのスタンスについてよく使われる表現として、「応援する」という言葉があります。わたしはこの表現が少し苦手です。勝手に好きになって、好きだからCDを買ってライブに行っているだけなのにそれを応援するなんて言ってしまうのは、どうしても少しだけ烏滸がましいような気がしてしまうのです。ですが、あの投票期間、わたしはたしかに候補生の方を応援していたのだと思います。こういうことか、と思いました。アイドルを応援するってこういうことなんだな、とやっと身に染みてわかりました。この人に、どうしても勝ってほしい。DDの一員になってほしい。アイドルになってほしい。これはわたしの勝手な気持ちではあるけれど、それはきっとご本人様も望んでいることで、大袈裟な言い方をすれば、アイドル(この段階では候補生ですが)ご本人の夢を叶えることが自分の夢になっているような感覚こそが、アイドルを応援する、ということなのかなと感じました。

 

 そんな投票期間を終え勝ち抜いた20名ほどの候補生の中から、カメラテストにてさらに絞られた15名が望んだ合宿審査。こちらはYouTubeにそのダイジェスト動画が残っています。

https://youtu.be/XVKhwNftheY

 

 この合宿の成果も踏まえて開催されたのが、最終審査となるMeseMoa.Babies audition finalです。最終審査はライブ形式で、1分間の個人演目と5人ずつ3チームに分かれてのグループ演目によって審査が行われました。

https://youtu.be/lg1CXa4KGJA

 

 このオーディションファイナル、オーディションという場ではありましたが純粋にライブとしてとても楽しい素敵なイベントでした。ライブ直後の感想でも書いていたのですが、15人全員がそれぞれに魅力的で、もうすでに素敵なアイドルで、正直15人全員合格でよくない??と思いました。

http://kirakirasurulink.hatenablog.com/entry/2018/02/13/014723

 

  結果としてこのとき、オーディションの合格者として、あづくん、なぎくん(当時はなぎの巻物くん)、なるきくん(当時はゆーくん)、ぱっちくん、ようたくん、祐矢くんの6名が選ばれました。それが今のパンダドラゴンです。さらに追加で、残りの候補生9名について、研修生として事務所に入る、という予定外の発表もありました。これはあくまでも入るかどうかは個人の判断に委ねるということで、現段階で活動を辞退されている方や保留となっている方やもいます。

 

  このオーディションのあと行われたのがパンダドラゴンお披露目ライブ。オーディションを勝ち抜いた6名によるライブと正式なグループ名の公開が行われました。ここでサプライズで発表されたのが、たいがくんのグループ加入です。たいがくんを加えた7名でこれから活動していくとがここで決定し、このときパンダドラゴンという新しいアイドルが誕生しました。

 このライブを見ているとき、わたしはこれまで感じたことのない、とても不思議な感覚に襲われました。こんなふうにアイドルのオーディションをしっかり追いかけた経験もなく、既存のグループのファンになることしかしてこなかったわたしにとって、アイドルになる以前の姿を見てきた方々がグループとしてステージに立っているところを見るのはこの時が初めてで、先述した応援する気持ちも相まって、立派になったなぁと感動するような、成長を喜ぶような気持ちになってしまいました。普段アイドルを見ているときにはあまり感じないこの感覚が自分にとって新鮮で、パンダドラゴンちゃんや研修生のみなさんに感じているある種の愛おしさみたいなものはここから来ているのかなと思っています。

  

 そんな風に思いながら見届けたお披露目ライブの後、パンダドラゴンはものすごい勢いで活動の幅を広げていきます。大阪肉フェスでの初遠征や複数のアイドルイベント出演、MeseMoa.のライブではOPAを務めることもありました。またニコニコ動画内のDDチャンネルでは、その個性を爆発させています。そして先日のDDDPでは、初めてMeseMoa。やちょこぼと同じステージに立ちました。

 

 これらの活動によってMeseMoa.やちょこぼ、既存のDDグループのファンの目に触れ、パンダドラゴンは着実にそのファンを増やしていると思います。一つのイベントが終わるたび、パンダドラゴンを賞賛する言葉をたくさん見かけますし、実際に現場で耳にすることもあります。それはひとえに彼らの才能と努力の賜物です。

 ただ、本当に本当に烏滸がましい話ですがそんな言葉を聞くとわたしもどこか誇らしい気持ちになります。オーディションファイナルのときに感じたきらきらが、お披露目ライブのときのあの感動が、さまざまな形で大勢の人の心を動かしているのだと思うと本当に嬉しいし、幸せです。そしてそのたびにパンダドラゴンちゃんたちがどれだけ素敵なアイドルなのかを改めて実感し、何度でも心を掴まれます。

 

 ひとつのアイドルグループが結成する瞬間を見ることができたのはわたしにとってとても素敵な経験で、だからこそパンダドラゴンというグループはわたしの中で特別な存在です。どんどん階段を駆け上がる彼らを見ていたいし、これからの未来が楽しみでしかたありません。

 研修生、ちょこべびも含めこのオーディションで生まれたアイドルの皆さんの今後の更なる活躍にわくわくしつつ、まずは今日の定期公演を精一杯楽しもうと思います。